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H18.9.18~19 おとぎの宿米屋(須賀川温泉) [温泉につかってみる]

今回の1泊2日の温泉旅行については、妻が旅行記を書いてくれました。こちらになります。

須賀川温泉へ行ってきた!#1(CAFEぶぶ家編)
須賀川温泉へ行ってきた!#2(旅館到着編)
須賀川温泉へ行ってきた!#3(食事編)
須賀川温泉へ行ってきた!#4(ブリティッシュヒルズ編)

今回お世話になった、おとぎの宿米屋さんは、とても素晴らしい宿で、温泉を満喫できました。私は自分なりにヒットした部分を掘り下げて書いてみたいと思います。

 

まず、今回の温泉について。泉質はアルカリ単純泉、源泉掛け流し(ただし地下水による加水あり)というもので、申し分ありませんでした。アルカリ泉は、ぬるぬるした泉質感が特徴ですが、こちらのお湯は色も薄く黄色がかった感じ。

福島県中地区は、アルカリ泉が多いような気がします。地質の関係でしょうか・・・

白濁した硫黄泉も「温泉!」という感じがしますが、私は硫黄は苦手なので、アルカリ泉のぬるぬるさで「温泉!」を感じる方が好きです。

今回は、部屋にお風呂がついていたこともあり、1泊2日で7回入浴という新記録を作ってしまいました。

しかし、家に帰って水道水のお湯につかると、「やっぱり普通のお湯は楽だなあ」と思ったりしました。やはり個性の強いお湯は疲れる、ということなのでしょう。その分効能もあるのでしょうが。

 

次に、今回のお料理は「竹取物語」に即した会席膳。竹取物語といえば、光る竹の中から出てきたかぐや姫が、貴族や御門の求婚を断って最後は月へ帰っていくというお話ですね。詳しくはこちら

まず、竹取の翁が見つけた、根元が光り輝いている竹を表現したであろうお料理がこちら。

竹の中にほおづきの皮がしいてあり、その中に「琥珀卵」が入っています。この「琥珀卵」、小料理屋さんで何回か食べたことがあるのですが、多分ゆで卵の黄身の味噌漬けだと思うのです。

私の手元にあるレシピによれば(かつてレタスクラブに載っていたものをスクラップしておいたものです)・・・

1)ゆで卵をつくり、黄身を取り出す。
2)みそ1.5カップに酒大さじ4の割合で混ぜ、密閉容器に入れる。
3)ゆで卵の黄身をかくれるくらいに埋める。
4)冷蔵庫で寝かせ、5日目くらいから食べられるが、もっとおくと熟成が進み、黄色だった黄身が半透明になってくる。20日くらいまでに食べる。

というものです。調理内容自体は非常に簡単なようなので一度作ってみたいのですが、残った白身や残った味噌をどうするのかという問題もあって、未だに手をつけられません。どなたか、作ったことがある方はいらっしゃいますか?

 

食事についてもう1つ、かぐや姫が貴族の求婚を断るため、無理難題をふっかけるわけですが、それが「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠の裘」「龍の首の珠」「燕の子安貝」の5つ。それぞれがきちんと料理になっているところが面白いです。

仏の御石の鉢(石作皇子に要求)
:お釈迦様が一生愛用したという鉢のことです。

石焼きステーキの石で鉢を表現。

蓬莱の玉の枝(車持皇子に要求)
:蓬莱山にある不老不死の薬となる玉の枝のことで、銀を根とし、金を茎として、白い実がなるというものです。

タピオカで白い玉を表現。金の枝っぽいのは食感からみて多分大根だと思うのですが・・・正確なところは分かりません。(^^;;

火鼠の裘(右大臣阿倍御主人に要求)
:中国古代の伝説上の動物・火鼠の裘(かわごろも)で、絶対に燃えないとされるものです。

ふかひれで裘(かわごろも)を表現。

龍の首の珠(大納言大伴御行に要求)
:龍の頸(くび)にある五色に光る玉のことです。

皮をむいたブドウで玉を表現。松葉のように見えるのが龍の髭の表現ですが、材料は何でしょう?食べた感じは細いわけぎのようでした。

燕の子安貝(中納言石上麻呂に要求)
:ツバメの巣の中にある、宝貝の一種とされます。

 

貝はみたまんま。ツバメの巣は多分ジャガイモの千切りの揚げ物?か何かだと思います(不正確)。

 さて、以上の5つの宝物の中では、私的には、蓬莱の玉の枝がダントツで価値のある宝物だと思います。不死の薬はともかく、銀の根、金の茎、真珠の実ぐらいなら実際に作成可能ですよね。

竹取物語の中でも、車持皇子は実際にこれを職人に作らせてかぐや姫のところに持っていこうとするのですが、職人に代金を支払わなかったため、車持皇子がかぐや姫に渡そうとしているところに代金支払いを求めて乱入したため、作り物であることがばれてしまう、というもののようです。

それにしても、代金支払いを滞るというのは、車持皇子は意外と貧乏?それともケチ?(苦笑)


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コメント 9

よい旅行でよかったですね。場所と言い、何も申し分がない。。。
こういう場所を選ぶ秘訣を教えていただきたいぐらいです。
ご夫婦でよい旅行。来年になれば親子旅行ですね(^O^)

来週から仕事が普通どおり・・・ちときつそう。同情申し上げます~
by (2006-09-22 22:43) 

nyankome

アルカリ泉ですか。ヌメヌメ~とした泉質ですね。
よく「美人の湯」と宣伝しているのはこの手の温泉でしょうか。
家の風呂はサラサラで、温泉との違いは歴然ですよね。
by nyankome (2006-09-22 22:43) 

Cecilia

ぶなねこさんの記事も拝見していました!
可愛らしいお宿でしたね。
このお写真のお料理もおいしそう!!
そうそう、ブリティッシュヒルズ、行きたかったんです!!
今後実家から行くことも考えたいなと思います。

それにしても・・・子供がいたら当分温泉は楽しめません。
最近になってようやく少しはゆっくりつかれるようになりましたが・・・。
私は子供が女の子だから・・・と一緒に温泉に入ってくれなかった夫を恨んでします。(苦笑)
by Cecilia (2006-09-23 09:46) 

c-tail

◆nekoさん、nice!&コメントありがとうございます!
本当に良い旅行になりました。(^-^)
親子旅行になると、特に子どもが小さいうちは大変そうです。

◆nyankomeさん、nice!&コメントありがとうございます!
そうですね、美人の湯というのはだいたいアルカリ泉で、肌がつるつるになるといいます。
草津のような強力な酸性泉にもつかってみたいです。

◆Ceciliaさん、nice!&コメントありがとうございます!
ブリティッシュヒルズは全体的に値段が高いです。そこも、物価の高いイギリスを再現しているのでしょうか(笑)。
そうか、旦那さんが子供さんと一緒に入ってくれれば、Ceciilaさんは一人でゆっくりお湯につかれるということですね。男の子か女の子かでそのあたりが結構変わってくるのかも知れませんね~。(^^;;
by c-tail (2006-09-23 10:49) 

miumiu

ぶなねこさんの記事拝見しました。
こんな素敵なお宿に奥様を連れて行ってあげた、 c-tail さんにniceです!
by miumiu (2006-09-24 18:34) 

c-tail

◆miumiuさん、nice!&コメントありがとうございます!
夫婦共に温泉好きなので、旅行するときは大体温泉になります。
今回の宿は夫婦共に大満足で、とびきり成功でした。(^-^)
by c-tail (2006-09-24 19:44) 

ж鳳爪

奥様の記事の方で先に拝見しましたが、竹取物語にちなんだお宿のメニュー、
びっくりするほど趣向を凝らしていますね!
お風呂も充実していたようですが、7回も入ったんですか^^
by ж鳳爪 (2006-09-25 14:34) 

c-tail

◆ж鳳爪さん、nice!&コメントありがとうございます!
ほんとに今回のお宿はびっくりでした。美味しいというのを越えて、楽しい料理というのは初めてだと思います。また行きたいです。
ええ、7回入浴でしたよ(笑)。水温を水で調節できたので、こまめに入ることができました。この記録はなかなか破られないかも知れません。(^^;;
by c-tail (2006-09-25 21:36) 

c-tail

◆toraneko-toraさん、nice!をありがとうございます!
by c-tail (2006-09-29 22:06) 

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